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保育所に入れない!?業者婦人に不利な保育所入所基準は改善を

2017.04.07

 桜が満開となり、入園、入学のシーズンです。子どもの成長を感じる反面、待機児童や年々上がる教育費に不安を感じている方も多いのではないでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 ↑4/7 小学校入学式で就学援助制度を知らせる民商婦人部

 

 大阪市内で夫と居酒屋を営む業者婦人のSさんは、保育所入所を申請したところ区の担当者から「店で働きながら子どもをみられるだろう」と言われ、「狭い店だし、子どもが厨房で歩き回ると危険。入所できればお昼の営業も可能になる」と実態を訴え、なんとか認可保育所に入所が決まりました。

 

 保育所入所選考は基本的に各自治体が設ける「点数表」に基づき行われ、点数の高い順に入所が決定します。ただでさえ待機児童が多くて大変なのに、業者婦人は「点数表」で外勤の人より点数が低くなることがあり問題です。

 

例えば、岸和田市の「点数表」(下記参照)は・・・

 親の労働状況を「家庭外労働」「家庭内労働」と区別し、「家庭内労働」の点数を低くしています。さらに、「常勤・パート」「自営中心者」「自営協力者」などと細かく分類して、点差を設けているため、自宅兼店で夫と商売をする業者婦人は「家庭内労働」「自営協力者」扱いで25点にしかならず、「常勤・パート(月12日以上かつ128時間以上)」の半分の点数です。

大阪市も「家庭外就労」より「家庭内就労」が点数が低くなっています。

 

 

 

 

 

 

↑岸和田市の「利用調整点数表」(市のHPより)

 

 阪南市で建設業を営むTさんは、保育所に入れなかったので、幼稚園に入れる4歳まで事務所で子どもを見ながら仕事をしてきました。「幼稚園に入っても先生から『自営業だから早くお迎えに来られるでしょう』と言われ辛かった」と話します。

 

 大切なのは、労働を家庭「内」か「外」かで区別することでなく、労働の実態を見ることではないでしょうか。大商連婦人部協議会(大阪の民商婦人部の連合体)は、業者婦人が子育ても商売も諦めず、安心して働けるよう、大阪府・大阪市交渉で改善を求めていきます。

 

 民商・婦人部では、就学援助申請や夏休み子どもサマースクールなどにも取り組んでいます。子育ての悩みや不安は一人で抱えず、業者婦人の仲間と一緒に考えていきましょう。

 

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