激戦地でこだわりの商品・価格で勝負「八百八 千林福商店」福 功平さん(東淀川)
2017.10.03
千林商店街の一角で競合店にもまれ
八百八・千林福商店は、ダイエーが1957年に、出店した千林商店街の一角にあります。地元の消費者は、価格について厳しく、1円でも安いと他店に行ってしまいます。そこで、徹底的に安売りにこだわり、思い切った販売価格で他店の半額をめざした値付けをされています。
訪問時の店頭には、玉ネギ、ニラ、サニーレタス、トマト、サツマイモ等が並んでいました。
卸売りで鍛えた目利きで勝負
店主の福功平さんは、元々は不動産業界で、でサラリーマンとして働いていました。29歳での八百屋さんのアルバイトを皮切りに、35歳の時に、念願の自前のお店をオープンさせて夫婦でお店を切盛りしています。
独立前の青果店でのアルバイト時代は、JR天満駅のすぐ近くにある天満市場など色々な八百屋さんでの経験を積んで来られ、奥さんとも同じ職場で出会いました。
八百八・千林店の店長をしている期間には、本場(ほんじょう)市場や北部市場(ほくぶしじょう)へ毎朝の仕入れを業務を担当しており、野菜の卸売(セリなど)の業務を学び、仲卸業での人脈づくりに注力して来られました。営業成績も向上、八百八本社の社長からの信頼を勝ち取り、暖簾分けという形で、八百八 千林店の経営を任され独立・開業に至りました。