消費税10%で記帳実務はどう変わるの?インボイス導入で免税制度が実質廃止に!? 民商の消費税学習会に100人参加
2019.11.08
10月21日、旭区民センターで消費税対策学習会を行いました。雨の中でしたが、民商会員や地域の中小業者など計100人が参加。清家税理士を講師に、消費税10%で記帳などの実務や申告がどう変わるかなどを学びました。
清家税理士が「4年後にインボイスが導入されたら免税業者は取引から排除されるか買いたたかれ、それが嫌なら売上1000万円以下でも課税業者になるしかない」と話すと、参加者からは「免税業者だが、インボイスが導入されれば課税業者になって税務署に税金を払うより取引先に値引きした方がマシではと思ってしまう。どうすればいいか?」「金属加工業の2代目。今は免税業者だが、今後も消費税を払わないで商売続けられる?」などの声が出されました。また、「ポイント還元の実務について詳しく教えて!」「ペイペイを導入すべき?」「広告会社なので通常の取引は10%だが、時々取引先から販促物としてお菓子の購入依頼がある。その場合の税率はどうなる?」などの質問も出され交流。最後は、「消費税は5%に戻せ!インボイスやめろ!署名」の協力を訴え、その場で59人分が集まりました。
この日に向けて民商では、9~10月に地域の商店街を訪問して「学習会をするので、ぜひご参加を」と案内。最初は「消費税が10%なってもうちは関係ない」と言っていた美容室でも、「仕入れには10%かかってますよね」と言うと、「そやねー」と対話になったり、「子どもの数が減って制服売れへんわ」(学生服販売)、「10%になっても税込み価格は値上げできない。実質売値を下げることになり大変」(カーテン販売)、「商店街も空きテナントが増えた。10%になったらさらに商売大変」(紳士服販売)などの声がきかれました。
民商では、学習会や相談会を今後も開催していきます。お気軽にご参加下さい。