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悩みヅッキリ 笑顔で商売

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建設業で頑張る女性経営者・家族従業者を紹介します

2017.05.24

大商連婦人部協議会では、いろんな工夫や努力をして商売を続けている「業者婦人(女性経営者や自営業の家族従業者)」にスポットを当てて、業種別の交流会を連続で開催しています。

4月は「料理・飲食」、5月は「建設」です。

建設業は圧倒的に男性が多い業界ですが、最近は経理や事務にとどまらず現場に出て男性と一緒に仕事をする女性も増えてきています。建設の現場で働く女性たちを紹介します。

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「ちょっと手伝ってくれ」がきっかけで苦手な足場の世界へ

                 (京子さん 48歳)

 ロングヘアと作業着姿が様になっている京子さん。商売では14人の職人(20~60才)を抱え、足場の組立を専門に行っています。府下のマンションや小学校など大きな建物の外壁が中心です。夫は鳶職。京子さんは結婚後、子育てしながら内職をしていました。4年前に夫から「ちょっと手伝って」と言われ現場に行ったのがきっかけで、そのまま一緒に仕事をやるようになりました。

高い所は苦手な京子さん。15階まで上がらされて怖くて座り込んでしまったことや、職人さんの何気ない言葉に傷ついたこともあります。それでも日・祝日以外は毎日現場へ行きます。足場を組み立てる重たい枠(鋼材)も始めは1本しか運べませんでしたが、今はひとりで3~4本は運べるようになりました。資材や工具の受け渡しの時は、声かけを徹底しており事故を起こしたことはありませんが、真横に枠が落ちてきてヒヤッとする経験もしました。

夫の厳しい言い方に腹が立って時々ケンカもします。「今日はケンカせんときや」と職人さんにからかわれることも。そういった潤滑油になっている部分も含めて「京子さんがおってくれると現場の雰囲気が和むし助かるねん」とまわりの職人さんは話します。高所での作業や熱中症などハードな現場ですが「体を動かすのが好き。塗装やほかの分野でも女性が増えてきたし楽しいですよ」と笑顔です。

 

50歳で縫製から配管業へ「夫がやらないなら私がやる」

              (真理子さん 75歳)

大手メーカーの工場内で配管修理をしている真理子さん。今年75歳ですが、配管業をやるようになったのは50歳からです。それまでは商売にはノータッチ。4人の子どもを育て、早朝から5人分の弁当を作り、内職で深夜までミシンを踏む、そんな毎日でした。夫は短納期・低工賃の仕事で喧嘩が絶えず、50歳の時に「商売を支えよう!」と決意。今は孫(25才)と職人の3人で頑張っています。

現場に入った当初は、パイプの種類、サイズを覚えるだけで苦労しました。「女なんか」とバカにする職人もいましたが、夫婦で作業していると「お母ちゃんのためや」と若手の職人が手を貸してくれるなど夫が築いてきた信頼関係にも助けられました。

しばらくして、夫が仕事を辞めようとしていることに気付きました。「商売辞めたら生活も大変だしこの仕事を孫にも継がせたい!」真理子さんは「私が引き継ぐから!」と夫に代わって事業主になりました。これまで手書きだった見積書なども、子どもにパソコンの使い方をいちから教わって早朝に復習し自力で作成できるようになりました。

「子どもと年寄りに何ができる」とバカにされても持ち前の明るさで耐え、今では「80才まで頑張りや」と周りも激励してくれます。「80才まで頑張って孫にバトンタッチしたい」と、今日もはつらつと頑張っています。

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