今、全国で憲法9条改憲反対の「3000万人署名」が取り組まれています。

大阪府下でも各地域で署名行動や学習会がすすめられ、2月5日現在 251,677人の署名が集まっています。

1月28日の日曜日は、大商連も加盟する「憲法会議」で、各団体や地域から22名が集まり、大阪市内の5地域に分かれ735軒訪問し192人の署名が集まりました。

事前に、「この日に回収に来ます」と署名用紙とお願い文書を訪問地域の全世帯に配布していたので、当日留守のところでも、郵便受けに署名を挟んでいたり、ドアに貼ってくれていたところも多くありました。

1軒1軒ピンポンを鳴らし、「9条改憲反対の署名を集めています。ご協力をお願いします」と署名用紙を差し出すと「あぁ」と快くその場で署名をしてくれる方も多くありました。

特に印象的だったのは88歳のおばあさんです。回収にくるのを待っておられたそうで、「布団みたいなものをかぶって、防空壕に逃げ込むのは、ほんまに怖いなんてものじゃない。恐怖やで」と頭に手を当て逃げる格好をして、当時の話しをしてくれました。女子生徒が紡績工場で働かされた話や焼け野原になった話しなどもしてくれました。お父さんは画家だったらしく、戦死したおばあさんの兄の軍服姿を肖像画に書き留めていました。それを「見せようと思って」と玄関先に用意してくれていました。

優しく話してくれていたおばあさんの声が強くなったのは、「戦争は絶対にアカン」と言ったときでした。そして、事前に配布しておいた署名用紙に署名し、汚れたらあかんと思ってとビニール袋から出して渡してくれました。「必ず国会に届けます」と受取り、1筆に託された平和への思いの重みを感じました。

戦争する国づくりへと暴走する安倍政権にストップをかけ、国民の運動で憲法9条を守りましょう。

　「3000万人署名」運動にぜひご参加ください。