9条改憲・消費税10%許さない!56条は廃止!「WE CAN集会」に300名超が集結
2018.02.13
2月6日(火)、大商連婦人部協議会は「9条改憲・10%増税ストップ!業者婦人のはじける笑顔ひろげよう」WECAN集会を、大阪市内のドーンセンターで開催し307名が参加しました。
講 演
集会では同志社大学教授の秋林こずえ先生が、「ジェンダーの視点から考える安全保障」をテーマに講演。軍事力による紛争解決が持続可能な安全保障に繋がらない点を、軍隊の駐留地域で起きている女性への暴力や被害を浮き彫りにしながら、軍隊の構造的な問題として明らかにしました。また9条と24条の改憲がセットで狙われていることや、男女平等の視点で考える本当の平和と安全保障のあり方も詳しく学びました。
業者婦人のスピーチ(要旨)
◆東大阪市の大橋さん(キャブレター修理・販売)
婦人部の取り組みに誘われて参加するようになって2年ぐらい。朝から晩まで夫と自動車のキャブレターの分解、部品の洗浄・交換、組立をしている。私は会社勤めを25年していたが介護で仕事をやめて5年前に家業を手伝うようになった。キャブレターの仕事は大阪で同業者が少なく、今も動いているのは2~3社。以前は男女で仕事の役割分担があり、女性は洗浄や組立はしていなかったそうだが、いまは私も部品の洗浄・交換、組立などこなしている。命を預かる仕事なので、ねじ一本でもきちっとした正確な部品のものを使用している。先代は広島県出身で海軍の技術者として戦争に駆り出された人。平和憲法の尊さを何度も聞かされた。夫も広島で育ち、海が大好きだったが、戦中に海底に沈んでいる死体を見てからは潜らなくなった。「戦争は嫌だ!」心からそう思う。
◆大阪市の小湊さん(建設・たこ焼き屋)
民商との付き合いは主人が29歳で開業して以来35年。主人は建設業のなかで軽天という地味な工程を担っている。消費税が3%で始まり、5%となり、現在8%。利益など残らない。材料代は上がる一方、職人単価が下がっている。ゼネコンや元請は自分のところの労災を使わせず、職人は「ひとり親方労働保険」に加入しないと現場に入れない。全て個人の自己責任となっている。私はたこ焼き屋を営んでいたが、リウマチの手術を受け店を休んでいる。待っているお客さんのためにもリハビリかねて早く再開したい。私たち商売人は病気やケガをすると何もかもなくなり、とても不安。国保には傷病手当や休業補償がなく、しかも維新が与党の大阪府では国保の府内統一化で保険料が上がり、国保制度はますます悪くなりそう・・。安倍首相の社会保障改悪で、3年前に私が受けたリウマチの手術では障害者認定ができなくなった。「消費税は福祉のためには使われていない!」このことを商売や自分の健康を通して実感する毎日。業者婦人がもっと安心して働き続けられるよう頑張りたい。
デ モ
閉会後は中之島剣先公園までデモ行進。「商売つぶす10%反対」「複数税率 ややこしいねん!」「アベ友政治 やめてんかー」とコールしました。歩いていると、寒い中、クリーニング屋から出てきた業者婦人がデモ隊に手を振ってくれるなど、沿道からあたたかい声援がありました。