2019.09.13
消費税対策緊急学習会に177人参加
大商連は8月26日に清家裕税理士を講師に招き、消費税対策緊急学習会を開催。会場満員の177名が参加しました。
清家税理士は、8%と10%の線引きが複雑すぎること、税率ごとに分けた記帳や請求書発行、来年の消費税申告は旧8%、新8%、10%の3つの税率で計算が必要になることを紹介。「税負担が増えるだけでなく、実務負担も膨大になる。区分記載請求書の発行は、免税業者でも求められる可能性がある。中小事業者にとって、計り知れない負担を背負わされることになる」と、様々な負担が押し付けられることを解説。
さらに、キャッシュレスのポイント還元が終了後、マイナンバーを用いた施策が検討されていることを紹介し、「これを機にマイナンバーカードを一気に普及させられる危険がある。そうなれば国民監視が強まる」と警鐘を鳴らしました。
あわせてインボイスの危険性にも触れ、「もし増税された場合でも、インボイス制度の導入までは4年ある。増税撤回か、消費税引き下げを勝ち取れば、インボイス導入もなくなる。反対運動を強めよう」と、これからが正念場であることを力説されました。
行動提起では、消費税宣伝の強化、班会での討議、会外向け学習会の開催の3点を強調。「実務対策で業者の悩みに応えつつ、消費税10%・複数税率・インボイス制度を中止・撤回に追い込もう」と決意を固め合う学習会となりました。