2024.01.30
インボイス制度が実施され、登録した人は自動的に消費税の申告・納付の義務が発生します。確定申告の準備、納税への不安を抱えるなか、民商への相談が増えています。なぜ「民商へ相談&入会をすすめているのか」、東住吉民商会長 浅野純一さん(不動産管理業)にお話をうかがいました。
民商は、税金・記帳・資金繰り・国保料減免・補助金獲得・新規開業・労働保険・くらしなど自営業者のあらゆる相談にのっています。他の業者団体、商工団体との大きな違いは、民商は運動体なんです。えっ、なにそれ?と思うかもしれませんね。
自営業者は自分の商売を通じて、地域・社会・政治とつながっています。人ごとではありません。社会や政治に対して、一人ひとりの要求や声が小さくても、みんなで力を出し合って運動を通して「自営業者が声を出していこう」というのが民商です。多くの自営業者に影響があるインボイス登録や消費税増税などもそうです。
だから「仲間」がすごく大切です。民商会員だけでなく、多くの中小零細業者と連帯しています。同業種・異業種は関係ありません。同じ商売人として奇譚なく、腹を割って本音を言うことができる。本音でつながりができるのが民商です。
仲間の力で世の中に発言していくし、自営業者つぶしの悪い制度はかえていく。もっといい制度に作り替えていく。そうしながら70年以上続く民商の歴史をつくってきました。戦後の経済の民主的な発展のなかで、下支えしてきたのが私たち自営業者だと思っています。
「商売を繁盛させたい」「お客さんに笑顔を届けたい」など商売人の意欲を一緒に大きくしていけるのが民商です。商売をしていたらいろんなことがいっぱいあります。私も苦しいこと、困ったこと、一人で悩んでいたこともいっぱいありました。民商で助言してもらったり、応援してもらったり、仲間の励まし合いで乗り越えてきました。相談者だった自分が、今では経験を語って相談者を助けることもあります。
民商はそういう自営業者の集まりです。『一緒に勉強していこう! 困ったときはお互い様!』ここに民商の値打ちがあります。ぜひ、まだ入会していない自営業者・フリーランスの方は民商へ入会してください!
◆商売に役立つ、自営業者のための新聞あるで!
商売に役立つ、おすすめの新聞があります。民商が毎週発行している「全国商工新聞」(毎月500円。会員の場合が会費に含まれています)です。
「物事を見る視点が商売人・中小零細業者という視点」がはっきりしている新聞です。世の中のできごとや政治の方向性・そのときどきの政策が自分たちにとってどう関係するのか、どんな影響があるのか、判断できるのも魅力です。
いま、政治や社会のあり方が大きく問われています。根源はなにか?日本国憲法の実現のなかにこそ中小零細企業や国民が繁栄していく道があると思います。それを戦前に引き戻そうとする勢力がいます。これに対してしっかりと「NO」の声をあげることが大切です。
個々が儲かっているかどうかだけでなく、私たちがどのような社会のなかで商売をしていくのか、お客さんや仲間とともにどのように繁栄してくのか。全国商工新聞のなかにその答えがつまっています。「お近くの民商」で購読申し込みができます!ぜひ読んでみてください。