民商は中小業者の仲間が集まって話し合い、励まし合いながら運動をすすめています。

　衣料品小売の業者から「今年の申告が心配で」と相談の電話がかかってきました。聞けば申告を依頼していた人とのつながりが切れてしまい、どうすればいいか悩んでいるとのことでした。相談日を決め、民商の事務所で業者役員３人が話を聞くことに。「自分の場合はこんなふうにしているよ」と経験も交えてアドバイスすると「話を聞いて安心した」と解決の道が見えてきました。すると今度は「自宅購入でトラブルがあって…」との話が。気になって夜も眠れないほどだと話す相談者に寄り添い、みんなで解決できる方法を検討。「解決できるから引き続きいっしょに相談を進めましょう」との励ましにスッキリとした表情になりました。

　昨年入会した製造業の会員が「申告が不安。申告書を作る前に話を聞いてほしい」と連絡してきました。応対した業者役員２人が民商の自主計算の取り組みを話し、「これからいっしょに勉強しましょう」と呼びかけ。「こんなに話を聞いてもらって嬉しい」と喜びの声がありました。

　たんに問題になっていることの解決方法を知るだけでなく、同じ立場の業者どうしが商売やくらしの状況も出し合いながら一緒になって話し合いを進めます。理解や納得を進めながら励まし合い、問題解決をサポート。ぜひ「あったか民商」の輪にあなたも入りませんか。