2025.12.12
2014年1月倉敷民商弾圧事件が起きました。倉敷民商の事務局員3人を脱税ほう助等で検察がでっち上げ、不当に逮捕・起訴された冤罪事件です。事務局の禰屋(ねや)町子さんは、民商会員の建設会社の脱税を手伝ったとして428日間も勾留されました。一審では有罪でしたが、2018年1月の高裁判決で一審判決の破棄・再戻しを決定。事件発生から11年たっても裁判をたたかっています。検察は、差し戻し決定から5年も時間を費やしたにもかかわらず、禰屋さんの有罪どころか脱税したとされる建設会社の有罪さえ立証できませんでした。

禰屋さんの無罪を勝ち取ろうと11月6~7日に、禰屋さん本人が大阪各地の民商を訪問し、裁判勝利へ支援を呼びかけました。禰屋さんは「署名は38万筆を超え、弁護団証拠を採用せよと全国から3800を超える緊急要請書が届きました。これが力になり裁判所を動かし、2人の証人採用と意見書7通が採用されました。しかし弁護団が採用を求めた証人・証拠がすべて採用されたわけではありません。公正・公平な裁判を求めて、引き続きご支援をよろしくお願いします」と訴えました。訪問先の民商からは「禰屋さんの直接の訴えを聞いて、傍聴に参加したい」「署名や募金がんばる」「地域の諸団体を訪問して事件を知らせる」など決意が寄せられました。

京橋駅での宣伝には清水ただし元衆議院議員を始め、民商の仲間や日本国民救援会の人たちなど22名が参加し、無実を訴え署名の協力を呼びかけました。2日間の行動で6か所を訪問し、禰屋さんの訴えに124名が参加、署名493筆と募金18万円が託されました。
いよいよ弁護団の証人尋問が12月23日に開かれ、建設会社の経理担当者2人の尋問が決まりました。公判の傍聴と、署名・募金へのご協力を引き続きよろしくお願いします。


















