重税反対「全国統一行動」が、３月１３日に取り組まれました。全国５６０ヵ所１１万人！ そのうち大阪は４３ヵ所１万数千人の参加となりました。

集会で「不公平税制をただそう」の決議をあげ、税務署へ向けてデモ行進。「消費税を５％にもどせ！」「マイナンバーは中止」「共謀罪ゆるさない」「森友学園の真相をただせ」「カジノ万博いらん」などなど、今のおかしい政治に怒って、元気にコールして行進しました。

この取り組みには、長い歴史があるんですよ。

戦前はお上が税額を決めていましたが、戦後は国民主権になり、納税者が自主的に申告・納税するように大きく変わりました。これを「申告納税制度」と言います。

それでも当時は、税務署の窓口で「こんな税額では足りない」と増額させられたんですよ！あるいは、税務署が家まで来て「次はこれだけ納めろよ」とか、申告後にみんないっせいに増額を求められたり・・・まるで戦前と変わらんやん！

これに多くの自営業者や納税者が怒って「納税者の権利を守れ！」と税務署にせまったのが始まりです。１人で税務署にいくと怖いので、みんなで団結して、いっしょに申告書を出すようになりました。また、国民各層といっしょに「庶民増税やめろ！」のデモも。これが全国に広がって、１９７０年に「全国いっせい統一行動」となったんです。今年で４８回目をむかえました。

先人の運動が、今につながっているんですね。それを引き継いで、今後も声を上げていきましょう！