2019.02.05
「全国商工新聞」は、全国22万人の読者に「毎週」発行され、届けられている中小業者のための新聞です(月500円。ブランケット判・8面)。あらゆる業種・地域を網羅しており、1952年の発行以来、今日までに3347号が発行されています。
大阪市生野区で手帳加工業を営む高野さんは、毎週届く「全国商工新聞」を楽しみにしています。届いた紙面を広げて、まず「自分の興味のある記事」「大阪の記事」を探して読み始め、それから1面にもどってじっくり読むのが日課です。
◆身近に困っている業者がいたら、この記事を見せて励ましたい!
高野さんが、最近読んで“びっくりした記事”は、1月28日付の全国商工新聞1面です。
延滞税など約1700万円余の「滞納処分の執行停止」になった民商会員(美容室)が紙面に登場しています。急激な売り上げの減少で資金繰りが悪化。それでも毎月地道に納めてきましたが、国税局職員の暴言で怒り心頭。民商のチラシを見て相談、事業を継続しながらの執行停止を勝ち取りました。
「滞納処分の執行停止という制度を多くの業者は知らない。行政もそれを知らせようとしないことがよくわかる中身だった。23年間も税金滞納を払い続けてきたにもかかわらず、『店をつぶしたらいい』という税務署員の反応はあまりに冷たすぎる。民商の親身な相談、会員どうしの助け合いが成果につながった。身近に困っている業者がいたら、この記事を見せて励まそうと思う」と高野さん。
◆業者目線の新聞やから、読んでためになる、教えたくなる
最新2月4日付の商工新聞は、「消費税特集」になっています。
高野さんは、その新聞を持って、近所の製作所の女性事業主に見せたところ、「フランスでも政権に抗議するデモしてるで。消費税に怒りのデモをするぐらい業者は怒らなあかん。(消費税特集の記事を見せると)兵器“爆買い”で5兆4700億円にもなってるの?戦闘機(F35A)15機分の1740億円もあれば、中小企業対策予算が2倍やて!10%ぜったいにしたらあかん、5%にして景気よくしてほしい」と対話に。
高野さんは「業者目線で作られているから、読んでためになる。今回みたいに、いろんな業種の人とも話ができるええ新聞。一般紙にはない情報もいっぱい。『新聞なんか、読まへん』という業者こそ、読んでほしい。おもろいで~」。
◆「全国商工新聞」は、日本経済や地域に不可欠な中小業者の役割に光をあて、商売に誇りと勇気がわいてくる新聞です。毎月500円 ワンコインで購読できます。
フリーダイヤル0120-22-0000 もしくは、お近くの民商へご連絡ください。