2019.02.04
西区民商で班会をひらき、確定申告や消費税10%について学習しました。
さいしょに「消費税10%とあわせて『インボイス制度』が導入されたら、売上1000万円以下の免税業者は大変なことになるよ」と説明(*)。
といっても、仕組みがややこしいので、「消費税額計算シート」を使って、もし自分が消費税課税業者になったら実際いくら納税しないといけないか計算してみることに。
「消費税額計算シート」に沿って見ていくと…(図参照)
例えば売上550万円、仕入・経費220万円の場合、納税額は30万円に!
制度が変わっただけで、30万円もの増税なんてとても耐えられません。
自分の納税額を計算した参加者はみんなビックリ。「こんな税金払えない」「大変や」との声が。ある鉄工業の会員は、「はじめてインボイスのことを知った」「取引先から仕事もらえなくなるんちゃうか」と不安を話していました。また、飲食業や小売業の会員は「お客の中にも法人がいる。登録番号の入った領収書をくれと言われたらどーしょうか」「こんな制度が導入されたら困る。消費税10%反対の署名を集めます」とも。2月6日の「全国中小業者決起集会」に参加して、国会要請しようとなりました。
「この計算シートは、会内だけで活用するのはもったいない。商店街でもほとんどの店がインボイスを知らない。もっと知らせて怒りを持ってもらおう」と、2月11日に商店街を訪問することにしました。
*インボイス制度とは
領収書等に「登録番号」の記入が必要に(2023年10月~)。記入がない領収書等は、消費税の納税額から控除できなくなります。しかし、免税業者は「登録番号」がもらえないので、商取引から排除されるか買い叩かれ、それがイヤなら売上1000万円以下でも自ら課税業者になるしかありません。