2020.03.02
新型コロナウイルスの影響で、中小業者は大打撃です。消費税10%、いっせい自粛・休校など安倍政権のヘタな政治も重なり、「客が激減」「全部キャンセルされた」「中国から資材が入らず仕事ができない」など大変な相談が寄せられています。「このままでは廃業せざるをえない」との声も…。
国民の声におされ、新しい融資制度や助成金などがようやく新設されつつあります。あきらめず、民商にご相談を! 何とかがんばって商売を続けましょう。
また、政府と大阪府に対し「中小業者の営業と生活を守れ」「もっと使いやすい制度に改善しろ」と要望を伝えに行きます。フリーダイヤルでぜひみなさんの生の声をお寄せ下さい。
民商に寄せられている声(一部抜粋)
●飲食業
・居酒屋:消費税10%で年末の宴会が激減し3分の1に。年が明けても沈んだままで、安倍首相がいっせい自粛を表明した日の晩は客がまったく入らず、通常の8分の1にまで落ち込んだ(城東区)。
・喫茶店:高齢者の常連で店が持っているが、高齢者が外に出歩かなくなった(中央区)。
・カフェ・レストラン:これまで昼間にご婦人方に喫茶を多く利用してもらっていたが、人通りが一気に減って、客足が途絶えた(吹田市)。
その他、「客単価が下がり滞在時間も短くなっている」「宴会予約がすべてキャンセルに」など嘆きの声が寄せられています。
●卸小売・サービス業
・野菜卸業:学校給食に卸しているが、急な休校により今週分の野菜仕入れ分80万円がすべてパーに。すでに購入したものなので、問屋も引き取ってくれない(貝塚市)。
・観光:夫がバス運転手、妻がツアーコンダクターで、仕事が全くなくなり深刻(河内長野市)。
・イベント関連:中学・高校の演劇の学校公演が全部キャンセルになった。営業の電話かけもできないので厳しい(西成区)。
・デザイン業:カタログのデザインを収めたが、カタログ内の製品が中国製のためカタログそものもがボツになり、デザイン料ももらえなくっている(浪速区)。
その他、「卒業式用の生花の予約がキャンセルに」「入学式での髪セット予約がキャンセルに」。
●建設業
・工務店:大手メーカーの中国工場が営業停止で、資材が日本に入ってこない。別の製品に勝手に替えられず、工期が延びる可能性もあり、政府は補償してくれるのか?などの声が上がっている(泉佐野市)。
・住宅設備:オール電化住宅に不可欠な給湯器の大半が中国製で全く入ってこない。日本製は超品薄に(羽曳野市)。
・建設工事:内装、水道工事などの建設資材が中国製のため入荷せず仕事ができない。新規契約が取れない(東大阪市)。
・空調設備:中国にある工場が閉鎖されているため、工事用の資材が入らなくて工事ができなくなっている(此花区)。
●製造業
・アパレル関係:暖冬と消費税で売れない上にコロナで大打撃。取引先は生地が入らず廃業するかもしれないと言っている(茨木市)。
・お土産品製造:春節の観光客むけのお土産が売れず。アルバイトしながら兼業しているが、そのバイトもなくなり収入がゼロに(西成)。