2020.01.28
消費税が複数税率になり、計算や申告が大変複雑になっています。民商特製の「消費税計算シート」や「パソコンソフト」なら、簡単・便利に申告ができます。少人数の「班会」を開いて、消費税の転嫁や商売の状況などの交流もすすめています。
東淀川民商は例年よりも早く班会を開いています。全商連「自主計算パンフレット」や「消費税計算シート」を使って、自分の税額がどうなるかを実際に計算。班会の集まりは4、5人程度と少人数のため、わからないことがあっても参加者から「ここはどうしたらいいの?」と気軽に質問が出てきます。またインボイスの話にもなり、免税業者の会員からは「予定通り導入されたら、課税業者になるか取引から排除されるかのどちらかになり、商売がやっていけない」と心配の声が。消費税で商売をつぶされないよう、「5%へ引き下げ・インボイス廃止」署名を広げることも話題になりました。
吹田民商の班会は、申告書が昨年より早く届いたことで関心が高まり、参加が増えています。先日は11人が参加。ある参加者は「食料品を扱う業種ではないから複数税率は関係ない」と言っていましたが、学習する中で、建設現場での飲み物代やお歳暮、そして新聞代などの8%の経費があることもわかって「これは本当に大変」となりました。9月までの旧8%、10月からの新8%と10%に月ごとに3つに仕分・集計して、また2月に集まろうとなりました。
いよいよ確定申告が本番です。一人で悩まず、民商でしっかりと対策をすすめましょう。