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コロナ緊急融資など 民商で相談ホッと一息

2020.04.06

大阪の民商には、この間、新型コロナウイルスの影響で数百件の融資相談がきており、公庫や金融機関へどんどん申し込みを進めています。

「昨年に借り換えたばかりで、残高もかなりあったが、借り換えと追加融資が実現した」(設備業)、「2年連続で赤字だったが、3月中旬に申し込んで4月にすぐ融資がでた」(飲食店)などの嬉しい事例が出ています。公庫では申し込んだ後に電話が来て、面接なく融資が実行される事例も。

しかし、最近では「相談窓口が人でいっぱい。1ヵ月以上かかると言われた」など大変な混雑状況に。民商は「相談窓口の人員を増やし、手続きを簡単にしてほしい」と申入れしています。

また「条件変更」を理由に融資を断られたなどの声も。省庁や大阪府との交渉で「返済が遅れていたり、条件変更していることを理由に断ることはしない」と回答しており、現場でちゃんと守らせることが大切です。一度は断られても「何でダメなのか」と理由をただして融資実現につなげましょう。

その他、「納税できない」「雇用調整助成金を使いたい」などの相談もたくさん来ています。コロナで商売が潰されないように一緒にがんばりましょう。また、「自粛を求めるなら補償しろ」と要求していきましょう。

 

●この間の相談事例

【ラウンジ】 

新型コロナウイルスの影響で客足が大幅に減り、商売が成り立たなくなりました。知り合いから「民商なら親身に相談にのってくれる」と聞き、「融資を借りて何とか商売を続けたい。従業員の首を切らずに守りたい」という思いで入会しました。融資申し込みにむけてさっそく段取りをはじめています。

【焼肉屋】

昨年に入院して消費税が滞納に。税務署に相談に行っても何の説明もなく、逆に「納付誓約書」を書かされました。消費税が10%に上がってさらに経営が悪化し、差押え予告が。さらにコロナショックで売上が半分に。税理士は「払わなあかん」の一点張り。ご近所さんに「それやったら民商に行き」と紹介され、はじめは疲れ果てていたが、民商で「税務署と一緒にたたかおう」と励まされ元気に。すぐ猶予を適用させて、一息ついて入会となりました。

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